“顎の高さ”は間違い!?今更聞けない「スノーボードの板の長さ」の選び方

スノーボード 長さ

スノーボードの板をネット通販で購入しようとしても、種類がありすぎてわかりづらいですよね。実際にスポーツ用品店に行ってみても、どれが自分に合う板なのかわからず困っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、誰もが一度は悩んだことがある“スノーボードの板の長さ”について、解説していきます。

スノーボード 長さ

FISやGSの大会であれば、板の長さに制限・基準が設けられていますが、一般的な滑りを楽しみたいのであれば、特に板を選ぶ際の基準は決まっていません。だからこそ、皆さん迷いますよね。

「あなたの身長が何cmで体重が何kgだから、何cmの板がいいですよ」と一言で表すことができればわかりやすいのですが、基準がないために身長と体重だけでは決まりません。

例えば、身長が190cm/体重が60kgの男性であればどうでしょうか。身長が高いと足が長く、その分スタンスを取らなければならないため、当然、板の長さも長くなります。

ただし、小回りがしたい、高速で滑りおりたい、など目指す滑りでもまた変わってくるため一概に決めることはできません。

では、何に注目して選べばいいのでしょうか?それは、下の5点です。

スノボの板を選ぶ際に注目すべき要素

  1. 身長
  2. 体重
  3. 脚力(年齢、スポーツ経験など)
  4. レベル(あくまでも自己申告制、できること・できないことで判断)
  5. 方向性・ジャンル(どのような滑りをしたいのか)

人によっては、下の写真のように、「顎の高さの板を選びましょう」とお客様にご案内している方もいらっしゃいますが、正しい選び方とは言えません。

スノーボード 選び方

スノーボード 長さ

はじめてのスノボでセットで購入・・・という状況であれば、「顎の高さ」を基準にして選んでもよろしいかと思いますが、「こういう滑りをしたい」とイメージするものがあるのであれば、様々な要素から吟味して選ぶ必要があります。

まずは、お店に足を運び、ショップ店員に【スノボの板を選ぶ際に注目すべき要素】をお伝えいただき、ディスカッションを行った上で候補を決めます。その後、必ず試乗しましょう

実際に乗ってみないと、自分に合う板かどうかはわからないというのが正直なところです。条件がいい時に滑ってしまうと滑りやすく感じるのは当たり前ではありますが、試乗して「これだ!」と思った板が、実は自分のレベルよりも高かったとしても、一度滑ることはできているので、そのうち乗りこなせるようになっていきます。

感覚ではダメ!お店で相談して決めよう

自分のレベルで滑りやすいかどうかが、実際に雪を滑ってみないとわかりません。

ネット通販に寄せられたコメントや口コミだけで判断し、「なんとなく」という感覚で選ぶのではなく、必ずお店でアドバイスをもらって試乗した上で選ぶようにしましょう。
スノボの板は、滑るシチュエーションや滑り方、やりたいことで選ぶべき板が全く変わってきます。二兎は負えません。

慣れてきたら、【スノボの板を選ぶ際に注目すべき要素】の中でも5.方向性・ジャンルをしっかり考え、こだわって板を選んでみましょう。